「エンジニアリング組織論への招待」を読んだ
2021-08-31 公開
(2021-08-31 更新)
もう8月も終わりだ。
今月はもともと7月に読もうと思っていたエンジニアリング組織論への招待を読んだ。
エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング
読んだ理由
ソフトウェア・ファーストと同じ理由・タイミングで買っていた。ありがとうDMMブックス。
- ITエンジニア本大賞2019に入ってた
- DMMのセールで75%オフで買えた
- プログラミングのスキル以外を学びたかった
何が書いてあるか
- 人間の不完全さや認知の歪み、論理的思考における盲点
- メンタリングの技術による相手の思考のリファクタリング
- アジャイルの歴史から学ぶアジャイルなチームの原理
- チームに存在する複数の不確実性との向き合い方
- 組織における生産性や技術的負債、組織設計へのアプローチ
感想
とにかく内容が濃く、自分にとって新鮮だった。
読んでいる最中に「ああ、この事象はこういうことだったのか」と何度気づかされたかわからない。
先月読んだ「心理的安全性のつくりかた」を読むきっかけにもなったメンタリングの技術の章では、今まさに入社したばかりの後輩とのコミュニケーションのとり方について考えさせられた。
本書内で取り上げられているメンタリングの技術は、全て漏れなく活用しようとしている。
また、本書を読む目的でもあった「組織やチーム」についての視点を持つ上で、組織やチームに存在する不確実性とそれに対するアプローチを知ることができ、エンジニアでありながら高い視座を持つための第1歩を踏み出せたと思う。
おわりに
心理的安全性のつくりかたでもエンジニアリング組織論への招待でも、客観性や俯瞰的な思考の重要性を説かれ、頭を悩ませながらも少しずつ成長できている気がする。
早く涼しくなって外で快適に本が読める季節になってほしい。