「嫌われる勇気」を読んだ
2021-10-17 公開
(1970-01-01 更新)
10月になった。今日はぐんと気温が下がって寒い。もうすぐ冬だ。
今月は嫌われる勇気を読んだので、先月書くと言った本の記事を飛ばして、先にこちらを書く。
読んだ理由
- 自分の中の劣等感や承認欲求と向き合いたかった
- 心理学三大巨匠を一人ずつ攻めたかった
何が書いてあるか
- フロイト的な原因論とアドラーの目的論
- 劣等感との向き合い方
- 対人関係の悩みの解消
- 共同体感覚による自己受容と他者信頼と他者貢献
- 幸福の定義
Cacco に図をまとめてみた。
感想
まず思ったのが、本書で語られるアドラー心理学は、「人間は特定の心理状態で、特定の行動を取る傾向がある」のような人間の心理の分析ではなく、「人間はこうすると幸せになれるだろう」というような考え方だった。
そのため、感覚でしか理解できず、理屈で理解ができなかった。なんとなく心理学というよりは、あくまでも生き方や考え方の1つのような気がしている。
アドラー心理学の裏付けとなるような研究結果や定量的な数値があれば、見てみたい。
ただ、自分にとっては、劣等感は健全な成長への刺激であり、承認欲求は普遍的な人間の欲求である、と説いていたのがとても刺さった。
まさに自分が人生で悩んでいた2つの要素であったため、読んでかなりスッキリできた。
また、モンク思考に引き続き感謝と他者への貢献(奉仕)が登場し、やはり人間はここに行き着くのかと思った。
これらとは真逆の考え方が書いてある本も読んでそれぞれ比較してみたいところだ。
おわりに
アドラー心理学を本当に理解し、生き方が変わるようになるまでには、これまで生きた年数の半分が必要になるそうだ。
自分の場合は、早くて39歳までかかりそうだ。遠い。