トカイナカの暮らしとはたらき方
この記事は ヤプリ #2 Advent Calendar 2022 - Adventar 11日目の記事となります。
上野から電車に揺られること1時間、茨城県牛久市に引っ越して1年が経ったので、とあるエンジニアのトカイナカの暮らしとはたらき方について書いていきます。
TL;DR
- トカイナカ=都会が近い田舎
- 生活費を抑えながら都会のメリットも享受できて最高🫰
- 人によってはちょっと寂しいかも🤏
- 働き方は工夫しよう💡
トカイナカis
トカイナカとは、都会に通える距離にある自然豊かなエリア。通勤可能というのが大きなポイントで、仕事を変える必要がなく、移住による収入の変化という不安もない。都会と田舎を結ぶ路線の始発駅周辺であれば、ゆったり座って通勤できるし、その時間を仕事や読書などの趣味にあてることもできる。
引っ越した時はトカイナカというワードは知りませんでしたが、まさにここに書かれているような生活をしたくて移住を決めしました。
Youはどうしてトカイナカに?
理由は2つです。
- 1Kより広い間取りに住みたい!
- なおかつ生活費を抑えたい!
学生の頃からずっと1Kで一人暮らしをしていましたが、一部屋で完結するのは何かと便利な一方で、コロナ禍のリモートワークで常に同じ生活空間で暮らすことがだんだんと息苦しくなってきました。
寝室と仕事の空間は分けたいと思い、1LDKや2DKの空間を仕切られる間取りで部屋を探し始めました。当然、都心部でこの間取りは平気で賃料が10万円を超えてくるため、なんとか生活費も抑えながら広い家で暮らせないかと思い、この時はじめて都心から少し離れた所を探し始めました。
はじめは埼玉北部、神奈川西部あたりを検討していましたが、なかなか条件に合わず思い悩んでいたところ、牛久に住んでいた友人’sがオススメしてくれたので内見に行き即決しました。
もともと住んでいた神奈川県の日吉から茨城県の牛久の移住で、
間取り:1K→2DK
広さ :25㎡→40㎡
お家賃:7.5万→5万
となりました🥳
広い部屋に住みながら毎月2.5万円コストダウンできるのはかなりありがたいです。浮いた生活費の用途は後ほど掘り下げます。
2DKの内ひと部屋を寝室、もうひと部屋を仕事部屋兼リビングのように使っています。理想的には寝室、仕事部屋、リビングを全て分けたいところですが、2LDK以上が確定するのでコスト的に一旦落ち着いています。
トカイナカの暮らしの善し悪し
いいこと🫰
- とにかく家が安い。
- とにかく家が広い。
- とにかく周りが静か。
- とにかくキャンプ場が多い。(茨城限定
- 行こうと思えば都内に行ける。
前述の通り、安くて広いです。田舎最高です。都内1Kの値段で新築の1LDKに住めます。なんなら2LDKもいけるかも?というくらいで、逆に1Kは少ない印象です。
駐車場もタダ~3000円/月くらいなので、車の維持もかなりしやすいです。既に車をお持ちの方にとっては天国かもしれません。
色んな時間に家の周りを一通り歩いた限り、誰かとすれ違うことは滅多にないくらい人が少ないです。
住宅地エリアですがそこまで密集しているわけでわけではなく、隣人に恵まれたこともあり、昼も夜もかなり静かで夜は本当に無音になります。
そしてこれは住んでみて初めて知りましたが、キャンプ場の数がまさかの日本一らしく、車で5分のところに2つもキャンプ場があります。毎日キャンプできます。これにはたまらず、引っ越してからキャンプデビューすることとなりました。
近所のキャンプ場です。
また、本当の田舎は都会に出るまでが一苦労です。新幹線や特急、飛行機で何時間もかかるとなるとあまりにも億劫ですよね。その点、トカイナカは都会が近いです。牛久ー上野なら片道1時間かつ確実に座れるので、座って本を読んでいたら着いています。平日は静かな環境でリモートワーク、休日はキャンプをするもよし、都会に遊びに出かけるもよしです。
辛いこと😢
- ちょっと遠い
- ちょっと寂しい
- ちょっと地震が多い(茨城は特に
都会が近いトカイナカとはいえ、都内住みの人に比べたら遠いです。牛久ー会社の最寄りで1時間半ほどかかるので、実際ちょっとだけ🤏大変です。
通勤時、満員電車で1時間半はかなり辛いので、浮いた生活費で特急やグリーン車を使っています。移動時間の短縮や、快適な空間で読書やブログ執筆でかなり生産的な時間にできる上、満員電車ともおさらば👋できます。多くても週1出社くらいなので、毎週グリーン車に乗るとしても1000円×4回=4000円です。
特急に乗っている写真
また、スーパーやコンビニなら何も不自由ありませんが、ショッピングモールは車で20分ほどかかるイオンモールしかないので、車がないと少し大変です。近くの駅に大きめの駅ビルがあると便利かもしれません。
とはいえもう令和ですので、Webでポチれば解決です。送料を気にしてしまうかもしれませんが、浮いた生活費から考えたら安いです。
どうしても実物を見たいときは、都内に出る用事のついでに見てからポチってます。
そしていちばん大きな問題ですが、友だちに会う(距離的な)ハードルがちょっと上がるので、それなりに対策が必要になります。休日に都内まで出ようとすると最低でも往復2時間かつ2000円の運賃が発生します。毎週遊びに出かけるとすると、2000円×4回で8000円となります。浮いた生活費を考えれば、先程登場した4000円の指定席料金を含めても余裕でカバーできますが、時間としては腰が重くなってしまいますね。
私の場合、移住先を勧めてくれた友人が徒歩5分くらいのところに住んでいたので、孤独に耐えられなくなった時は駆け込んでいました。(本当に助かった。
パートナーやペットがいれば、一緒に移住するととてもいいかもしれません。
地域のお店やご近所と仲良くするのも一つです。地域のコーヒー屋さんやバーに通っていた時はお店の人とよくお話していました。その地域の暮らしやいろいろな生活Tipsを聞ける上に、新たな出会いがあるかもしれません。
そもそも寂しくない人や、オンライン上のコミュニティが多い人にとってはデメリットになり得ないかもしれません。
最後に地震ですが、なんと地震の震源地となる回数が日本で2番目に多く、家の真下が震源か?というくらい揺れるときがあります。
友人談ですが、震災以降かなり頻度が増えたように感じるようです。
その他の自然災害だと水害については、氾濫しうる川がなく、海もないためハザードマップがないくらい平和です。 地区によって、土砂災害の警戒区域はあるようです。
引っ越す際に水害のハザードマップは見るようにしていたので安心しきっていましたが、次からは地震の回数なども参考にしようと思っています。
僕の考える最高のトカイナカ
- 山手線沿線の駅まで1時間
- グリーン車か指定席の車両がある路線
- 1LDKで6万円台
- ショッピングモールまで車で20-30分or電車で20分
- 自然が多く、近くにキャンプ場がある
- 自然災害が少ない
こんなところは多分存在しないでしょう。氾濫しうる川がなく津波の可能性がなく地震が少ないところには、おそらく既に人がたくさん住んでいると思います。必然さらに遠いところか、どこかで妥協をする必要は出てくるでしょう。
トカイナカのはたらき方
9割以上リモートワークをしています。そのため、オンラインでのコミュニケーションツールを工夫しています。
- ベースはチャットによる非同期コミュニケーション
- SlackのハドルやDiscordで気軽に音声コミュニケーション
- 図はFigJamやMiro、テキストはNotionやDocsで同時編集しながら情報共有
ここ2-3年のオンラインコラボレーションツールのめざましい発展と認知により、かなり効率よくリモートワークができるようになったと思います。私のチームではチームや組織でどのシーンでどのツールを使うかを事前に決めておくと、使い分けしやすいと思います。
そして、月に数回は出社してオフラインでも交流を持つようにしています。これができるのがトカイナカの強みだと思います。
全部オンラインでいいじゃんと思っていた時期もありましたが、まだ人類が現実から逃れるには早すぎたようです。
地方でも移動費を会社が負担してくれる、などの制度があるとチームビルディングの観点でも良いかもしれないですね。
煮詰まったときに近所を散歩している写真
おわりに
トカイナカ最高です。一発当てたら都心部にも拠点を置くかもしれません。トカイナカで皆さんをお待ちしております。