「ソフトウェア・ファースト」を読んだ
大変ご無沙汰しております。 2ヶ月ぶりでございます。
毎月1冊本を読むことにしたので、6月はソフトウェアファーストを読んだ。
読んだ理由
- ITエンジニア本大賞2020に入ってた
- DMMのセールで75%オフで買えた
- プログラミングのスキル以外を学びたかった
読み始めて思ったが、エンジニアはもちろん非エンジニアの方も是非読んでみてほしい本だった。
何が書いてあるか
- ソフトウェアファーストとはなにか?
- ざっくり日本企業のITの現状と世界の比較
- ソフトウェアファーストの実践とDXの本質
- ソフトウェアファーストな組織作り
- ソフトウェアファーストなキャリア作り
感想
ITに携わる者として、非常に考えさせられる本だった。
そのため、度々読む手が止まって頭を悩ませていたので読む速度は遅くなったが、読んでいてとても楽しかった。
2章で日本の事業会社やSIerをソフトウェアファーストな視点からバッサリ斬っており、ちょうど前職でSIerに勤めていた私にとって、退職したのは間違いではなかったと感じた。
また、4〜5章でソフトウェアファーストな組織づくりやキャリアの考え方が書かれており、これが非常に参考になった。
特に考えさせられたのが、マネージャーの在り方だった。
マネージャーとは、ただの管理職ではなくマネジメントの専門職であり、マネジメントの専門スキルを身につける必要がある。
また、担当組織の魅力を真剣に考え、その魅力を高める工夫をする努力が問われる。
いわゆる中間管理職となり経営と現場の板挟みになるか、会社と個人とを結ぶ重要なコネクターとなるかで組織が大きく変わる。
よく「将来マネージャーとしてのキャリアを考えているか?」とエンジニアに問われるが、年齢を重ねたからマネージャーに昇進する、というのはソフトウェアファーストな組織作りをする上で正しいとは限らないことがわかった。
ソフトウェアファーストな組織において、マネージャーは開発経験者がなるべきであり、ただ偉いだけでなくマネジメントの専門職としてマネジメントスキルを身につけ、座学やロールプレイなどで実践的なスキルを身につけておく必要がある。
もし将来自分がマネージャーになるならば、相応のトレーニングをしてからなりたいと思った。
終わりに
筆者のキャリアが凄すぎて最初見たときに驚いた。
これからソフトウェアファーストを追求していきたい。
毎月1投稿を目標に頑張ります。