「はじめての哲学的思考」を読んだ
2021-09-21 公開
(1970-01-01 更新)
今月は既に2冊も読んでしまった。
ゲームから離れSNSの時間を減らすと圧倒的に本を読む時間が増えてとても良い。
今月2冊目の本ははじめての哲学的思考だ。
読んだ理由
- 直近で読んだ本で哲学に興味を持ち、哲学の本を読む前にその思考方法について学ぼうと思った。
- Amazonで謎に安かった。(400円
何が書いてあるか
- 哲学は何を考える学問か
- 科学や宗教との違い
- 哲学的思考をするための前提
- 哲学的思考の実践
感想
あくまでも本書はタイトルの通り、哲学的な思考を学ぶのが目的であるため、哲学史や哲学者についての説明はそこまで多くなかった。
本書では哲学とは「さまざまな物事の”本質”をとらえる営み」と定義していた。本質をとらえ、十分な”共通了解”を持つことが重要であるとしていた。
これをもって、よくある互いの信念の対立や人生の生き辛さのような実存的問題、恋や愛の違いといった、身の回りに存在する問題について考えていく、というのが大筋の流れだった。
その中で、どのように本質を追求していくかや、本質を追求する上で避けるべき考え方などが書かれていた。
私は思考法について他の書籍などを読んでいないため、哲学的思考の善し悪しは論じれないが、自分の感覚と相違ないような気がした。
特に、本質をとらえるだけでなく、共通了解を持つことが重要である、というのが印象に残っている。
当然、他人と何かを議論する際に自身の考えに固執し、相手の考えを受け入れないようでは話にならず、建設的な議論をする上では双方の合意を取れるような結論を考えることが重要だろう。
これは感覚的にはわかっていたが、端的な言葉で表すことができるのが良いと感じた。
今後ぜひ他の思考法についての書籍などを読み、哲学的思考と比較してみたい。
おわりに
哲学は楽しい。
次は「教養として学んでおきたい哲学」を読む。(執筆時点でもう終わりそう